決算説明会は、株主総会と違って年に複数回(多くの場合は四半期ごと)開催される点が特徴です。近年は、この決算説明会をオンライン配信・ハイブリッド配信で実施する企業も増えてきました。
今回は、決算説明会をオンライン配信するメリットと、実施にあたって押さえておきたい注意点を解説します。
決算説明会をオンライン配信するメリット
①投資家・アナリストが場所を問わず参加できる
会場開催のみだと、遠方の投資家やアナリストは参加が難しくなります。オンライン配信であれば、場所を問わず多くの関係者に説明の機会を届けられます。
②質疑応答を含めて正確な記録が残る
配信・収録という形にすることで、経営陣の発言や質疑応答のやり取りを、後から正確に振り返れる記録として残せます。議事録だけでは拾いきれないニュアンスも保存できる点は、オンライン化ならではのメリットです。
③アーカイブとして繰り返し活用できる
説明会の内容をアーカイブ配信として残しておけば、当日参加できなかった投資家への対応や、IRサイトでの情報開示の充実にもつながります。
決算説明会特有の注意点
・開示のタイミングとの整合性
決算説明会では、決算数値など開示情報の取り扱いがシビアです。配信の公開タイミングが適時開示のルールと矛盾しないよう、事前に社内の開示担当部署とスケジュールをすり合わせておく必要があります。
・四半期ごとに繰り返される前提での品質設計
決算説明会は年に何度も開催されるため、毎回スタッフや機材の質にばらつきが出ないよう、体制をある程度型化しておくことが望ましいです。
・質疑応答のリアルタイム性を損なわない配信設計
アナリストとの質疑応答は、決算説明会の重要な部分です。配信の遅延(ディレイ)が大きすぎると、テンポの良いやり取りが伝わりにくくなるため、回線・配信システムの選定には注意が必要です。
オンライン限定かハイブリッドか
決算説明会の実施形式には、大きく「オンライン限定配信」と「会場開催+オンライン配信(ハイブリッド)」の2パターンがあります。
会場に投資家やメディアを招く必要がある場合はハイブリッド形式、社内リソースを抑えつつオンラインの関係者に届けることを優先する場合はオンライン限定配信、というように、説明会の目的に応じて選ぶのが基本的な考え方です。
まとめ
決算説明会のオンライン配信は、投資家対応の幅を広げつつ、正確な記録を残せるという点で大きなメリットがあります。一方で、開示情報の取り扱いや、繰り返し開催される前提での品質の安定という、決算説明会ならではの注意点も存在します。
ハイパーボーダーでは、こうした決算説明会特有の事情も踏まえた配信の技術サポートを行っております。お気軽にご相談ください。


