株主総会の配信というと「ライブ配信」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実際には、「当日は収録のみ行い、後日編集してアーカイブ配信する」という選択をする企業も少なくありません。

今回は、なぜその選択をする企業があるのか、そのメリットと、収録から公開までの進め方を解説します。

なぜ「ライブ配信しない」という選択をする企業があるのか

ライブ配信は臨場感がある一方、「配信中のトラブルがそのまま視聴者に見えてしまう」というリスクと常に隣り合わせです。株主総会のような「失敗が許されない」現場ほど、このリスクを避けたいというニーズは自然なものです。

また、全国、あるいは海外に株主が分散している企業にとって、決まった時間に視聴を求めるライブ配信よりも、株主それぞれの都合の良いタイミングで視聴できるアーカイブ配信の方が、実は多くの株主に見てもらいやすいという側面もあります。

収録・アーカイブ配信のメリット

①リスクを最小化できる
本番中に映像や音声のトラブルが起きても、視聴者に届く前に編集で対処できます。「トラブルが起きないこと」ではなく「トラブルが視聴者に見えないこと」を実現しやすいのが、収録方式の大きな強みです。

②コストを抑えやすい
ライブ配信特有の設備(回線の二重化、配信監視のための人員配置など)が不要になるケースが多く、収録・編集中心の構成にすることでコストを抑えられる場合があります。

③視聴者の利便性が高い
決まった時間に縛られず、株主が都合の良いタイミングで、必要であれば繰り返し視聴できます。特に長時間の総会内容を、要点だけ整理して届けたい場合にも適しています。

収録からアーカイブ公開までの流れ

①収録計画を立てる
カメラの台数・画角、進行の流れ、想定される所要時間を事前に整理します。ライブでなくても、進行台本の準備は変わらず重要です。

②収録本番
本番同様の緊張感を持って収録します。多少の言い淀みや間があっても、後で編集できるという安心感があるのも収録方式ならではです。

③編集
不要な間や言い淀みのカット、テロップや資料映像の挿入など、視聴者にとって分かりやすい形に整えます。ここが収録方式の一番の強みで、ライブでは不可能な「仕上げ」の工程です。

④公開タイミングと周知方法を決める
総会当日、あるいは数日後など、いつ・どのように株主へ告知して視聴してもらうかを事前に決めておきます。

⑤公開後の視聴管理
期間限定公開にするか、株主専用のパスワード保護をかけるかなど、公開範囲の管理方法もあらかじめ検討しておくと安心です。

ライブ配信の方が向いているケースもある

公平のため触れておくと、収録・アーカイブ方式がすべての企業に最適というわけではありません。株主との双方向のリアルタイムなやり取り(質疑応答をその場で行うことなど)を重視する場合は、ライブ配信やハイブリッド開催の方が適していることもあります。

大切なのは「ライブかアーカイブか」を最初に決めつけるのではなく、自社の株主構成や目的に合わせて選ぶことです。

まとめ

株主総会の配信は、必ずしもライブでなければならないわけではありません。収録・後日アーカイブ配信という選択肢には、リスク低減・コスト面・視聴者の利便性など、独自のメリットがあります。

ハイパーボーダーは、ライブ配信はもちろん、収録のみのご依頼にも柔軟に対応しております。「うちの場合はどちらが向いているか分からない」という段階からのご相談もお気軽にどうぞ。

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