ライブ配信は、やり直しがききません。だからこそ、本番までにどれだけ不安要素を潰しておけるかが、配信全体の安定を大きく左右します。ハイパーボーダーでは、契約後から当日のリハーサルまで、段階的に確認を重ねる流れを大切にしています。今回は、配信当日までに何を確認しているのか、リハーサルで何を見ているのかを紹介します。
会場の下見で、設備・搬入動線・ネット回線を確認する
準備の最初の段階は、会場の下見です。会場の電源や、音響・プロジェクターなどの設備、機材を運び入れる動線、そして配信に使うインターネット回線の状況を事前に確認します。回線は、配信の安定性に直結する部分です。会場によっては、想定していた回線が使えなかったり、利用に制限があったりすることもあるため、本番当日になってから慌てないよう、あらかじめ把握しておくことが重要です。
あわせて、配信卓がどこになるかも大切な確認事項です。配信卓の位置によって、使用するケーブルの長さや、どのように配線するかが変わってくるため、下見の段階で見当をつけておきます。
使用機材と構成の確認、本番同様の接続確認
配信当日を迎える前に、使用する機材の確認を行い、配信映像のPinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)の設定など、どのような構成で配信していくかを確認します。そのうえで、本番と同じ状態で実際に機材を接続し、問題なく動作するかを確かめる作業も行います。
あわせて、背景フレームや幕間、待機画面といった、視聴者の目に触れるデザイン面もこの段階で確定させます。技術面と見た目の両方を事前に固めておくことで、当日は本番の進行だけに集中できる状態をつくります。
リハーサルで確認していること
リハーサルは、本番を練習する場というより、不安要素を洗い出して解消する場だと考えています。案件の内容に応じて、主に次の点を確認します。
・音声
マイクの音量バランスや、ハウリングが起きないかどうかを確認します。登壇者が複数いる場合は、それぞれのマイクでの聞こえ方も確かめます。BGMを流す場合は、流すタイミングの確認に加えて、音量の確認・調整も行います。
・カメラ映像
カメラ映像に問題がないかを確認し、画角のチェックも行います。
・画面の切り替え
スライドや映像、カメラの映像を切り替える流れを、実際の進行に沿って通しで確認します。切り替えのタイミングや順番に迷いが出ないようにしておきます。
・登壇者の動き
登壇者の立ち位置や動線、マイクの持ち方、カメラに映る範囲などを、実際に動いていただきながら確認します。
・講演資料の投影
登壇者の方ご自身のPCで講演を行う場合は、事前にPCを接続して、問題なく投影されるかを確認します。
・動画・音声データの再生
動画や音声データを再生する場合は、映像と音声が問題なく再生されるかを確認します。
・照明
照明がある場合は、照明を当てる位置や明るさ、当てるタイミングを確認します。講演中、客入れ時、休憩中など、場面ごとに照明をどうするかもあわせて確認します。
万が一に備えた切り替え手順も確認しておく
リハーサルでは、通常の進行だけでなく、何かあった場合の切り替え手順も確認しておきます。回線や機材にバックアップを用意していても、いざというときに素早く切り替えられなければ意味がありません。切り替えの手順を事前に確認しておくことで、本番中に何かが起きた場合でも、視聴者への影響を最小限に抑えられる状態を保てます。
余裕を持ったリハーサルのために、前日の搬入・設営という選択肢も
リハーサルを十分に行うには、時間の余裕が欠かせません。会場の都合や配信の規模によっては、前日に搬入・設営を行う方法もあります。当日に時間の余裕が生まれるため、リハーサルで見つかった課題にも落ち着いて対応でき、本番の安定した運用につながります。
案件によっては、前日の搬入・設営の日に、そのまま前日リハーサルを行うこともあります。前日のうちにリハーサルを済ませておけば、見つかった課題にも時間をかけて対応でき、当日は落ち着いて本番に臨めます。
まとめ
配信当日までの準備は、会場の下見、使用機材と構成の確認、リハーサルでの確認と、段階を追って不安要素を減らしていく作業です。
リハーサルでは、音声(BGMのタイミングや音量を含む)、カメラ映像と画角、画面の切り替え、登壇者の動き、講演資料の投影、動画・音声データの再生、そして照明まで、本番で起こりうる場面を一つずつ実際に確かめていきます。本番と同じ流れで確認を重ねることで、不安要素を一つずつ解消し、安心して本番を迎えられる状態をつくります。
ハイパーボーダーでは、契約後から当日のリハーサルまで、こうした確認を丁寧に重ねたうえで本番に臨んでいます。配信のご相談の際は、準備の進め方も含めてお気軽にお問い合わせください。


